忙しい毎日を忘れてゆっくり過ごす快適空間づくり。
天然素材ならではの風合いや質感を感じながら過ごす楽しみ。
お部屋作りのポイントに天然素材のカーテン・スクリーンは、いかがでしょうか?
天然素材とは?
「天然素材」とは、植物や動物など、自然から得られる繊維でつくられたものを指します。
化学繊維にはない、熱に強く吸湿性が高い、という「お部屋を自然に整えてくれる機能」が最大の魅力です。また、静電気が起こりにくいことも大きな特徴です。
そして化学繊維にはない、天然だからこその自然な風合いや手触りをお楽しみ頂けます。
「麻素材」について
「麻」とは、“植物の茎の繊維”を使用した素材のことを指します。
麻の歴史はとても古く、人類最古の繊維とも言われています。はじまりは紀元前のエジプトとされており、現在では、幸せの象徴として何世代にもわたり使い続け、受け継がれる歴史あるファブリックといえます。
その中には、ジュート(黄麻と呼ばれる、麻袋や絨毯の裏にも使用されている素材です)やヘンプ、ラミー、そしてリネンなどが含まれております。
日本で麻繊維として使われるのは良質の繊維になる「リネン」「ラミー」の2種類です。
「リネン」って?
リネンとは、亜麻科の植物であるフラックス(亜麻)という植物の茎を原料にして作られている生地のことを指します。麻繊維の中ではもっとも柔らかい質感で、丈夫で吸湿性・速乾性も肌触りがよいのが特徴。衣料や寝具など、肌に直接触れるものに用いられることも多いです。
「ラミー」って?
ラミーとは、イラクサ科の苧麻(ちょま)という植物の茎を原料にして作られている生地のことを指します。日本では文献に残るほど古くから使われてきた麻の繊維で、自然な光沢感とシャリ感を感じられる手触りが特徴。天然素材の中では一番の強度を誇り、リネンと比べるとハリ感のある生地です。
麻カーテン・スクリーン
「綿素材」について
「綿」とは、綿(コットン)から綿花を摘み、綿状の繊維にまとめたものです。
綿は五千年以上も前から人類に親しまれている植物繊維のひとつで、原産はインダス文明の頃のインドが原産国と言われています。日本には平安時代に、シルクロードを通り中国から伝わったのが始まりと伝えられています。
コットン…と言われると、女性の方はスキンケアで使う「コットンパフ」を連想される方も多いのではないでしょうか。それらも原料はすべて同じ「綿」なのです。
日本で馴染みの深い綿素材の生地は「デニム」「ガーゼ」などが挙げられます。
「ガーゼ」って?
綿糸を目の粗い生地に仕上げた生地のことを指します。伸びにくく丈夫で、吸湿性があって非常に肌触りが良いのが特徴です。主に、下着や薄手の毛布、また、汗をかきやすい赤ちゃんのお洋服などに多く用いられています。
「デニム」って?
デニム生地は、タテの糸をインディゴで染色した糸を、ヨコの糸は染色加工しない糸を使用して織り上げる綾織り(織り目が斜めに走るような織り方)という手法で仕上げた厚手生地のことを指します。お洋服でも馴染み深い生地で、しっかりしているのに伸縮性があり、柔らかい手触りが特徴です。
綿カーテン
天然素材の良さを教えて!
ポリエステルなどの化学繊維と比べて、なんだか使いづらそうな印象がある天然素材。
ですが、「自然素材だからこその良さ」もあります。
まるでお部屋で植物を育てるように使うことによって、味がでます。あなたのお部屋だけに馴染む、あなただけの「天然素材カーテン」に仕上がる。それが、天然素材の大きな特徴であり良さとも言えるでしょう。
フローリングや木製家具との相性抜群。
日本ではお家を建てる際、木材が圧倒的に多く使用されています。そしてダイニングテーブルやベッド、チェストなどのさまざまな家具やフローリングなど、日々の生活で触れる機会が非常に多い「木材」とマッチしやすいのも魅力の一つ。
生地が呼吸しているみたい?優れた吸湿・速乾性
麻・綿素材などは、繊維の中心部がマカロニのように「中空(空洞)状態」になっています。そのため、糸の1本1本がまるで呼吸をするかのように水分を吸収・発散する機能があり、お部屋の湿度を適度にしてくれる効果も期待できます。
脆いと思われがちですが、実はしっかりした素材です。
どうしても「弱そう」「もろそう」という印象がある天然素材。ここで注目すべきは麻繊維!麻繊維のラミーは天然繊維の中で一番の強度を誇り、ハリ・コシがあるのが特徴です。また、麻は繊維から根まで捨てることなく活用でき、栽培に多くの水を必要としないサステナブルな素材です。