光の性質(種類)
●可視光線
物体は絶対零度(-273℃)にならない限り、熱線を検出する。
この熱線は温度により異なる。視覚に感じるのは380nm~780nmであり、これを可視光線という。
※備考/光の波長はnm(ナノメータ。100万分の1nm)の単位で表す。
●紫外線
放射線(電磁波)のうち、可視光線よりも短波長のもの。波長範囲は10~380nm。
240~280nmは殺菌効果、290~320nmはビタミンDを作る効果をもっている。
●赤外線
放射線のうち、可視光線よりも長波長のもの。波長範囲は780~1000nmまで。
熱効果を有しており「熱線」ともいう。
●プルキンエ現象
自然光のもので明順応した視覚では、最も視感度の高い色相は、黄色であるが、
光が失われる暗順応を起こした視覚では、青緑の色相へ偏る現象が現れる。
このような視感度の変化に関する現象のこと。
応用としては、方眼紙の青緑の罫線、右折禁止の標識における青紫色となる。
●演色性
光源の種類によって同じ物体の色が異なって見える光源の性質。
光源の一様な分光分布、すなわち白色から外れるに従って演色性は悪くなる
。
昼間の自然の光で見た時と同じように見える場合に演色性がよいという。
※これは光源(太陽光 蛍光灯 白熱灯他)により、視覚でとらえる色が違う。
昼間と夜とで部屋のカーテンの色が違った色に見えると言うことです。
●暗順応
目が暗いところを見ている順応状態或いは、その課程。目に入る光の量がきわめて
僅かな場合、目の感光度合いは著しく上昇し反応する。
●色光の三原色
混ぜ合わせると光がますごとに白に近くなる。三原色は青(B) 緑(G) 赤(R)である。
●グレア
視野内の高輝度のものの存在が原因で対象の見やすさが損なわれる現象。
不快感を伴う。
主として直接グレアと言うが、黒板が光って見えない様に反射グレア、ネオンサインのように
対比が強すぎて眩しい対比グレアも含まれる。「眩輝(げんき)」ともいう。
遮光カーテンにおける遮光等級
遮光性(夜を想定した見え方の違い)