初めてのオーダーカーテンでも大丈夫!ポイントを押さえて後悔のないお買い物に
インテリアの中でも大きな面積を占めるカーテンは、お部屋の印象を大きく左右する重要なアイテムの1つです。
棚などの家具で隠れてしまう壁に比べて、開放的な窓辺のカーテンは、来客時などにも人目につくことが多くなります。
近年、建設技術や窓サッシの進歩により、マンションや戸建て住宅などでも大きな窓や色々な形状の窓が増えてきています。
それにより、窓に取り付けるカーテンなどの装飾品も従来のサイズでは合わないということも、、、
いざ、オーダーカーテンを買おう!となってもどこで買えばいいのか、何を基準に選べばいいのか分からない、、、という方も多いのではないでしょうか?
そこで、今回は、購入前に知っておきたい、初めてのオーダーカーテンでも失敗しないポイント・カーテンの選び方をご紹介!
1.既製品とオーダーカーテンの違いと種類
カーテンは大きく分けて既製品・イージーオーダー・フルオーダーに分けられます。
■既製カーテン
一般的な既製カーテンのサイズは幅100cm、丈が135cm・178cm・200cmの3サイズになります。
大量生産の仕上がり品なので、納期が早く安価ではありますが、サイズが決まっているため窓にぴったり合わないことも。
一般的な既製カーテンの耐久年数は2~3年、10年以上使うことができるオーダーカーテンに比べると、生地の品質や縫製方法の違いなどにより耐久性は劣ってしまいます。
しかし、転勤や引っ越しが多いという場合には高価なオーダーカーテンよりも、お部屋・窓に合わせて手軽に買い替えることができる既製カーテンがおすすめな場合も。
■イージーオーダーカーテン(セミオーダー・サイズオーダー)
ネット通販などでもよくみられるイージーオーダーカーテン。
既製品では窓に合わないというお客様のために、既製品と同じ生地、縫製仕様で、幅・丈のサイズを自由に指定して注文できるカーテンです。
生地の質やデザインの幅、縫製仕様はオーダーカーテンに比べると劣りますが、比較的低コストで窓にぴったり合うカーテンを手に入れることができます。
デザインにはあまりこだわりがなく適度な機能性と窓に合うサイズを重視する方にはイージーオーダーカーテンがおすすめ。
■オーダーカーテン(フルオーダー)
一般的にカタログ商品が多いオーダーカーテン。
1窓10万円を超える特別仕様の高価なものから2~3万平均的なものまで、自由度、選択肢が広いのが魅力。
サイズだけでなく、希望に合わせて既製品にはないデザイン・素材の生地や縫製仕様を選ぶことができるので、出窓やデザイン性の高い小窓・変形窓やコーディネートの難しいお部屋でもぴったりのカーテンが見つかります。
細かい要望に対応でき、丁寧でしっかりとした縫製ということもあり、製作に時間がかかる・コストが高いというデメリットも。
2.オーダーカーテンってどこで買える?
カーテンをオーダーする際に最も重要になるのが、お店選び。
大きく分けるとデパートや街のカーテン屋・内装屋といった専門店、大型インテリアショップ、ネット通販店の3つになります。
予算や希望に合わせて自分にあったお店選びをしましょう!
新築の場合などお部屋の雰囲気を見ながら専門の人を交えてじっくり選びたい、予算に比較的余裕がありカーテンにこだわりたいという方には、知識のある人と対面で相談しながら選べるカーテン屋・内装屋さんなどの専門店がおすすめ。
実際にお部屋の雰囲気や間取り、窓の方角等を見ながら、カーテン選びの提案をしてもらうことができ、またサイズなども測ってもらえるので安心です。
実店舗に足を運ぶ時間がない、情報を集めつつ自分でゆっくりカーテンを選びたい、コストを抑えたいという方にはインターネットショップがおすすめ。
価格・品揃えもある程度バリエーションがあり、予算内で比較的自由度が高いカーテン選びができます。お店に足を運ばずとも、ご自宅でゆっくりカーテン選びをして頂けます。
初めてのオーダーカーテンをネットで選ぶのは不安という方は、電話対応などカスタマーサービスの充実したショップを選びましょう!
ネットショップでの購入の際は、使用されているモニターや環境により掲載されている画像と実物の色やイメージに差が生じることがあります。
サンプル請求をして実際のカーテン生地の色や質感が、イメージと違わないか確認するのがおすすめです。
カーテンと合わせてソファーなどの他の家具のご購入を考えている場合は、大型インテリアショップがおすすめ。
新築の場合など、カーテン以外の家具やファブリックアイテムなどの小物も取りそろえているので、カーテンと合わせて一緒に揃えることができます。
また、実際に他の家具とコーディネートしてディスプレイされてあるお店ならカーテン選びのイメージがわきやすいという点も◎
3.知っておきたい!オーダーカーテン失敗例
オーダーカーテンは決して安い買い物ではありません。
実際に多い失敗例を知って、オーダーカーテンご購入後の後悔を未然に防ぎましょう!
オーダーカーテンで失敗した、後悔しているという意見でよく見られるのが以下の4点。
■サイズを測り間違えた
サイズを自分で測ってオーダーする際には一番気を付けていただきたいのがサイズ間違え。
オーダーカーテンはお客様の注文に合わせてつくる受注生産品となるため返品・交換は基本的に受け付けていないところがほとんどです。
測り間違え・メモの書き間違いがないように注文の前に再確認しましょう!
また、不安な場合には、業者さんに採寸をしてもらうと安心です。
■実際にできてみるとイメージと違った・お部屋の雰囲気と合わなかった
実際レールにかけてみるとイメージと少し違ったということはよくあります。
イメージと実際のカーテンとのギャップを防ぐためにもサンプル請求で実際の生地確認は必ずしましょう。
家に来てもらってカーテン選び・見積もりをする場合は別ですが、お店でカーテンを決める際は部屋の写真を持って行くなどして実際、部屋にカーテンをかけた時のイメージがしやすいように工夫しましょう。
■他にもっと安いカーテン屋さんがあった
大手メーカーのカタログ商品になるとお店によって値段に差が出ることもよくあります。
2、3店舗回って値段を比較したり、ネットショップで下調べをして納得のいくお店で注文されることをおすすめします。
またお店によってはカタログカーテンと、比較的安価なイージーオーダーカーテンをお部屋ごとに使い分けるなどしてコストを抑えたコーディネート提案をしてくれるところも。
希望に沿って親身に対応してくれるお店を選びましょう!
■遮光カーテンにしなければよかった
リビングのカーテンでよく起こりがちな失敗が、遮光カーテンでお部屋が暗くなってしまったというもの。
寝室や個室など就寝するお部屋であれば遮光カーテンでも問題はありませんが、遮光カーテンは光を遮るのでどうしても少しお部屋が暗くなってしまいがちということを踏まえて、お部屋の用途によって使い分けましょう。
特に人が集まるリビングは遮光でないカーテンがおすすめ、お部屋に光の入る明るい印象のリビングになります。
また逆に、遮光や外から見えにくい目隠し機能のあるものにしたら良かったと住み始めてから気づくというケースも。
カーテンを買う前に実際に、お部屋に入る光の入り方・明るさや人目の有無・窓辺の環境等を確認して、その窓に必要な機能を見極めましょう!
4.カーテンオーダー時の注意点と前準備
【納期の確認】
カーテンの仕様やサイズ、枚数によっても変わってきますが、一般的に注文から納品まで5~10日程度みておきましょう。
オーダーカーテンは、デザイン、仕様の幅が広い上に価格的にも大きな買い物になるだけにこれ!というものに出会うまでに時間がかかってしまうということも。。
情報収集やお店回りなどの時間も考慮して早めにカーテン探しを始めましょう。
また、大型連休や年末年始、2月3月の引っ越しシーズンは注文が込み合うため、通常より日数がかかってしまう場合もありますので、希望の納期が繁忙期とかぶってしまいそうな場合は、余裕をもって注文をするのがおすすめです。
【予算】
オーダーカーテンと言ってもピンからキリまで。
予算を決めずに、安さにつられてしまって、結果的にイメージ・希望と違うものを買ってしまい後で後悔する、、ということも。
満足のいくカーテン選びのためにも、あらかじめ大体の予算を決めておきましょう。
最近では、ネット通販店など1万円台のオーダーカーテンでも質がよく、デザインの種類も豊富になってきています。
オーダーカーテンで一番多い価格帯が、一窓2万円~3万円台。
機能性、デザインにこだわりたいという方、広い選択肢の中からお気に入りのカーテンを見つけたいという方はこの程度の価格帯探してみるのがおすすめです。
【採寸】
基本的に返品・交換ができないオーダーカーテン、ご自身でサイズを測る場合にはサイズ間違いに十分に気をつけましょう!
カーテンのサイズを測る際はレールの長さを測ります!
レールがまだついていないという場合もあるかも知れませんが、窓サイズからの予測でカーテンをつくると、微妙なずれが生じてしまう可能性も。
せっかくのオーダーカーテンが短かったり、床に擦ってしまうようでは台無しですので、カーテンレールを付けてからサイズを測るのがおすすめです。
正しいカーテンの採寸方法は目で見てわかる動画付きカーテンの採寸方法をチェック!!
新築の場合レールの取り付けから必要になる場合もあります。
賃貸とは違い、レールも自分の好みに合わせて選べるのは嬉しいですが、実際にレールを付けた後に、エアコンの設置や家具の邪魔になってしまうことに気づくということも少なくありません。
カーテンレール取り付けの前に窓周りの家具・電気機器の配置をしっかり考えましょう。
5.後悔しないオーダーカーテンの選び方
【機能で選ぶ】
日差し、紫外線、騒音など生活の中で気になる悩みをカーテンで緩和しましょう!
■紫外線・視線が気になる
道路に面している、家が隣接している場合など、視線・プライバシーが気になるという方には、遮象、ミラー効果のあるレースカーテンがおすすめ。
太陽の光は適度にお部屋に取り入れながら、外から室内を見えにくくします。
また、レースの裏面に光を反射させやすい光沢のある糸を使用したミラーレースは、視線だけでなく紫外線からもお部屋を守ります。
室内を見えにくくすることで、防犯面も◎
■日差しが強い・部屋が暑い、寒い
西日や朝日など強い日差しがお部屋に入る、夏は暑く冬は寒いというお部屋には遮光カーテンがおすすめ。
光を遮る遮光カーテンは、遮熱・断熱効果が高く、季節に合った快適な室温のお部屋づくりをサポートします。
外からの熱・冷気をブロックし、室内の空気を外に逃さないので、冷房・暖房効果UP!
光熱費を抑えて、快適で省エネなお部屋をつくることができます。
■外の音が気になる
気になる騒音や、ピアノやペットの鳴き声など家の中の防音対策におすすめなのが防音カーテン。
防音カーテンの種類には、カーテン生地の裏面に特殊コーティングを施すことによって音の振動を遮るものや、カーテンに裏地を付けて2重にすることによって空気の層を作り、音の振動を伝わりにくくするものなどがあります。
防音カーテンを使用するときは、隙間からの音漏れを防ぐためにも、窓をしっかり覆う大きさのカーテンを選びましょう。
その他にも、もしもの時に安心な燃えにくい加工を施した防炎加工や、よごれが落ちやすい防汚加工などもあります。
【色、デザインで選ぶ】
全体的に統一感のあるお部屋づくりで重要なのが配色。
お部屋の中でも面積を占める床、壁やソファ等の大きな家具と同系色のカーテンならお部屋を広く見せ、きれいにまとめることができます。
リビングならベージュや薄めのオレンジ、ピンクなどにするとお部屋が明るくあたたかい印象に。
せっかくのオーダーカーテンだから思い切って少し存在感のある素材や色、大柄なカーテンにしたいという場合は、クッションなど他のファブリックアイテムとカーテンで使われている素材や色、柄を合わせることで上手くコーディネートすることができます。
また、リビングなどのパブリックスペースは落ち着いた色柄のカーテンにして、個室などのプライベートスペースで気に入ったカラーや大柄のカーテンを楽しむというのも◎
お部屋の使用目的などを考慮してカーテンを選びましょう!
カーテンをオーダーする前に気をつけたいポイントを押さえて、後悔のないお買いものにしましょう!