自宅でもできるカーテン洗濯。意外と知らない、洗濯頻度と洗い方のポイントは?
普段の生活であまり気にかけることのないカーテン、買い替えやお手入れをする機会も少ないのではないでしょうか?
素材や使用する環境にもよりますが、一般的なカーテンの寿命は約5~8年と言われています。
気づけば購入してから一度もカーテンを洗濯していない、、、という方も多いと思います。
外からの空気の出入りする場所にあるカーテン、布製品ということもあり、実は見た目以上に汚れています。
そこで今回はご自宅でも簡単にできるカーテンの洗濯方法とポイントをご紹介します!
カーテンの洗濯頻度
レールから外すのも一手間なカーテン。なかなか洗濯しよう!と思い立つこともないのではないでしょうか?
毎日見ているとなかなか気づきませんが、室外から入るほこりや花粉、排気ガス、室内の生活臭やたばこのヤニなどで思っている以上に汚れています。
カーテンの汚れはカビの発生、お部屋のどんよりした暗さの原因にもなります。
洗濯の頻度としては、環境にもよりますが、厚地のカーテン(ドレープ)は年に1回、汚れが目立ちやすいレースカーテンは年に2~3回が目安とされています。
布製品ということもあり、蓄積した汚れは時間がたつほど落ちにくくなってしまいます。
お部屋で喫煙される方、大きな道路に面した場所などの砂埃・排気ガスがつきやすいという場合には、こまめな洗濯がおすすめです。
カーテンの洗濯手順
1.洗濯ラベルの表示で洗濯の出来るカーテンか、洗い方・使える洗剤の種類を確認。
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3.フックを外し、カーテンをジャバラ状にたたんで洗濯ネットに入れる。
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1.洗濯前に!カーテンの状態・洗濯表示の確認
洗濯をする前にご使用のカーテンが洗えるものかカーテンに付いている「洗濯ラベル(絵表示)」を見て確認しましょう!
カーテンには、洗えるもの・洗えないものがあります。
洗濯機マークまたは手洗いマークが表示されていれば水洗いが可能です。
洗濯絵表示に従って洗濯機、または手洗いでカーテンを洗います。
水洗い不可のマークのものは自宅では洗濯できないのでクリーニングに出しましょう。
また、カーテンの素材・状態によっては自宅ではなくクリーニングに出したほうがいい場合も。
綿・麻・レーヨン素材の生地は、色落ち、縮みなど洗濯することで風合いを損ねてしまう可能性があるためご自宅での洗濯は控えましょう。
高級なものや長年使用しているお気に入りのカーテンなどは、クリーニングに出すことをおすすめします。
特に、年数のたったものは、紫外線などによるダメージで生地が弱くなっており、洗濯する際に破れてしまう可能性もあります。
2.落とせる汚れ・カビは先に落とす!
カーテンの表面にはほこりがたくさんついています。
レールから外す前に掃除機などでほこりを吸い取っておきましょう。
【カーテンにカビが付いている場合】
カビ部分をブラシではらって乾燥させた後に、カーテンの裏面にタオルを当てながら洗剤をつけたブラシで軽くたたき洗いをします。
汚れがタオルに移ったら、水で湿らせたタオルでカビ部分をたたきましょう。
【シミ・汚れが付いている場合】
裾や上部のギャザー部分の黒ずみや目立つシミなど気になる部分に洗剤をつけ、たたいて染み込ませておきます。
汚れがひどいというようであれば、2度洗いをしましょう。
酸素系漂白剤を使用するとより汚れが落ちやすくなりますが、カーテンの素材によっては傷みや変色の可能性もあるので注意してお使い下さい。
3.洗濯機に入れる前のポイント【たたみ方】
カーテンからフックを外し、プリーツに沿うように縦にジャバラ状(屏風だたみ)におり、その後洗濯ネットに入るように横にもジャバラ状にたたんでいきます。
気になる汚れがある場合には、その部分が表になるようにしましょう。
洗濯機の種類によっては洗濯ネットの使用をすすめていないものもありますが、そうでない場合は洗濯ネットに入れて洗濯することをおすすめします。
4.洗濯の際のポイント【洗剤・洗い方】
洗濯表示に従って適切な洗剤・洗濯のコースを選びましょう。
【洗剤選びのポイント】
デリケートな素材、特殊な素材を使っているカーテンもあり、洗剤によっては色落ちや傷み、縮む原因になってしまうので中性洗剤の使用をおすすめします。
一般衣料用洗剤で洗えるものもありますが、特にデリケートな素材のものにはおしゃれ着用の洗剤を使用しましょう。
抗菌・防臭効果のある柔軟剤を合わせて使用するのも◎
【洗い方のポイント】
脱水は短時間に!
脱水が長すぎるとカーテンの傷みやしわの原因となります。
脱水時間は30秒ぐらいに設定しましょう。
また、縮みの原因となるので、乾燥機の使用は避けて下さい。
【手洗いの場合】
浴槽や洗面容器などに30度以下の水をはり、その中で押し洗いしていきます。
もみ洗いするとしわの原因になるので控えましょう。
洗剤は洗濯機の場合と同じで中性のものを表記の量使用してください。
汚れが落ちたら、よくすすぎ、脱水機に短時間かけるか手で押し絞りをします。
5.カーテンの乾かし方
洗濯したカーテンはカーテンレールにかけて乾かします。
脱水後すぐに取り出ししわをしわを伸びしてからそのままレールにかけます。
レールにかけて干すことでカーテン自体の重さで全体のしわがのび、形を整えることができるので元のきれいなドレープに仕上がります。
カーテンを干す前に、フック、レール、ガラスなどの窓周りも合わせて掃除してお気きましょう!
また、水滴が床にたれることが気になる方はレール下の床にタオルや新聞紙を敷くと◎。
※厚手の重いカーテンは水分の重さも加わり、カーテンレールに負担がかかってしまう可能性があるので竿に干すことをおすすめします。野外に干す場合は陰干しにしてください。
なかなか普段手をつけないカーテンの洗濯、この機会にしてみませんか?
カーテンを洗って、明るく爽やかなお部屋にしましょう!