【カーテンの買い方まるわかりガイド】失敗しないネット通販でのカーテン買い方の手順とは?
初めてネット通販でカーテンを買おうとしたとき、わからないことが出てきてネット通販で買うのを諦めてしまった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一口にカーテンと言っても様々な機能や縫製仕様などがあるため、ネット通販でカーテンを買うのは難しいという声は多くあります。
そこで今回は、ネット通販でのカーテンの買い方の手順やポイントをご紹介します。
ネット通販でカーテンを買うときの手順
ネット通販でカーテンを買うときの手順は、次の通りです。
1.カーテンの生地を決める
↓
2.カーテンのサイズを決める
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3.カーテンの開き方を決める
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4.カーテンのフックの仕様を決める
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5.その他の仕様(オプションなど)があれば決める
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6.カーテンを注文する
基本的には生地・サイズ・開き方・フックが決まっていればネット通販でも問題なくカーテンを注文することができます。
ただ、通販サイトによってはこれ以外の仕様(オプションなど)も選ぶことができるので、その場合はそれぞれの仕様について詳しく確認する必要があります。
仕様については様々なカーテンメーカーで共通しているものと、そのメーカー独自のものがあるので、独自のものについては販売店の説明を確認するか直接問い合わせてみましょう。
ここからは、カーテン買うときに決めておくことやオプション、カーテンを買うときのポイントについてご紹介します。
ここがわからない!というところがあれば、「お悩み別カーテンの買い方ナビ」からそれぞれ確認してみてください。
カーテンを買うときに決めておく4つのこと
ネット通販でカーテンを買うときは、カーテンの生地・サイズ・開き方・フックが決まっていれば基本的には注文できます。
ここではそれぞれの決め方をご紹介します。
1.カーテンの生地を決める
カーテンには色や柄といったわかりやすい見た目の違いだけでなく、生活をより快適にしてくれる機能や製作にかかる日数、生地の質感など様々な違いがあります。
ネット通販でカーテンを探すとき、まず最初に考えたいのはどこに重点を置いてカーテンを選ぶのか、ということ。
カーテンの生地を選ぶときに重点を置くポイントは次の4つがあります。
・機能性重視でカーテンを選ぶ
・デザイン性重視でカーテンを選ぶ
・届くまでの早さ重視でカーテンを選ぶ
・安さ重視でカーテンを選ぶ
カーテンには大まかにわけて、遮光・UVカット・断熱などの機能性を重視したものと、美しい生地や個性的な柄、こだわりの素材で作られたデザイン性重視のものがあります。
機能性重視のものはシンプルなデザインが多く、機能性を高めるために見た目に制限がかかっている場合もあるなど、見た目にこだわりたい方には物足りないかもしれません。
デザイン性重視のものは見た目の美しさや個性的な柄、素材感などにこだわっていますが機能性はあまり高くないケースが多く、ほとんど何の機能もないという場合もあります。
カーテンの生地を選ぶとき、まず挙げられるのはこの機能性重視とデザイン性重視での選び方ですが、事情によっては他の部分を重視するケースもあります。
たとえば、引っ越しをしてからカーテンを買い忘れていたことに気づいた場合など、とにかく急ぎでカーテンが欲しいときはすぐに届くカーテン。
できるだけ出費を抑えたい場合はとにかく安いカーテンなど。
場合によっては機能性やデザイン性とは別の部分に注目して選ぶこともあります。
機能性重視でカーテンを選ぶ
機能性重視のカーテンを買う場合、重要なのはどんな機能を持ったカーテンを選ぶか。
とは言え、カーテンはお部屋の雰囲気を左右するインテリアでもあるため、見た目をまったく気にしないという方以外は色などを最初に決めておくのがオススメです。
カーテンの色や柄でまとめられたページを探すか、商品の絞り込み機能を使うと比較しやすくなるので便利です。
カーテンの見た目の希望を大まかに決めたら、次にどんな機能のカーテンが良いかを決めます。
一般的なカーテンの機能には主に次のようなものがあります。
・遮光
・断熱(遮熱・防寒・保温保冷)
・防音(遮音・吸音)
・防炎
・UVカット(紫外線カット・UPF)
・目隠し(ミラー・遮像)
多くのカーテンは複数の機能を併せ持っているので、この中からどれか一つに絞らなければならないというケースはほぼありません。
そのため機能性重視でカーテンを選ぶときはどの機能を特に重視して、他にどんな機能があると良いかと選んでいくことになります。
しかし、光触媒やアレルGプラス、吸湿、撥水などの特殊な機能を持ったカーテンはあまり種類は多くありません。
特殊な機能を希望する場合はその機能を優先して探す必要があり、見た目もある程度妥協しなければならないケースもあります。
デザイン性重視でカーテンを選ぶ
デザイン性重視のカーテンを買う場合に重要なのは見た目や素材など。
どのような色・柄のカーテンがいいのか、どのような素材のカーテンがいいのか、という観点で選んでいきます。
デザイン性重視のカーテンは機能性が高くないケースもあるため、機能についてはある程度の妥協が必要なこともあります。
ただ、カーテンによっては表地でデザインを追求しつつ機能性の高い裏地を付ける、という作り方でデザイン性と機能性を両立している場合もあり、デザイン性重視=機能性がまったくない、というわけではありません。
カーテンの素材としてはポリエステルがメジャーですが、綿やデニム、麻などを使ったカーテンもあり、風合いの違いを楽しみたい方にオススメです。
買う前に知っておきたい!基本的なカーテンの種類と特徴
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カーテンで使われている素材や機能の違いについてはこちらで解説しています!
届くまでの早さ重視でカーテンを選ぶ
他の家具ばかり見ていてカーテンを買い忘れていた。
前の部屋で使ったカーテンを使いまわせると思っていた。
少しの間くらいカーテンが無くても大丈夫だと思っていた。
というのは引っ越しのときによくある話。
ついつい後回しにしたり、何とかなると油断してしまいがちなカーテンですが、外からの覗き見を防止したり部屋に入り込む光の量を調整するなど日々の暮らしをより良くする機能を持っているため、カーテンがあるのと無いのではお部屋の印象も室内環境もガラリと変わります。
やっぱり今すぐカーテンが欲しいと思ったときは、とにかくはやく届くカーテンという基準で探すのも一つの選択肢。
例えば、カーテンくれないWEB本店には即日・翌日出荷サービスという有料オプションがあります。
これはカーテンを優先的に製作・出荷するサービスで、本来5日~1週間程度かかってしまうオーダーカーテンでも短い日数で出荷することができるため、すぐにカーテンが必要な方にオススメです。
カーテンくれないWEB本店 即日・翌日出荷サービスの詳細はこちら
また、カーテンにはあらかじめ製作しておいた完成品の、既製品というものもあります。
これは選べるサイズが限られますがあらかじめ製作しておいたものを出荷するだけなので、注文を受けてから製作するオーダーカーテンよりも圧倒的にはやく手に入れることが可能です。
もし既製品でサイズが合うか、正しいサイズのカーテンが届くまで仮のカーテンが欲しいという場合は、いったん既製品のカーテンを買うというのも選択肢のひとつです。
安さ重視でカーテンを選ぶ
引っ越しを機にカーテンを一斉に買い替えようと思ったときや、新しい家には手持ちのカーテンが合わなくて新しいものに変えようと思ったときなど。
カーテンが思っていたより高くて予算オーバーしてしまった、という方も多いのではないでしょうか。
他のインテリアにばかり気をとられて、カーテンを十分に買えるほどの予算が残っていないというのは良くある話で、そういうケースなどでは安さ重視でカーテンを選ぶ必要がでてきます。
安さ重視でカーテンを探すときにまず挙げられるのは、既製品を探すという選択肢。
サイズが限られる既製品のカーテンは、オーダーカーテンに比べると安価なため、サイズが合うようであればお買い得。
幅や丈が足りていない場合は隙間から外の熱気や冷気が入り込んでしまったり、逆に幅や丈が余ってしまう場合は不格好に見えたり裾を擦って傷んでしまうなど問題があるため、サイズ違いには注意が必要です。
知らないと損する?! 【カーテン サイズ】の選び方と測り方の基礎知識
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既製品やカーテンのサイズについてはこちらで解説しています!
また、買うカーテンの数を減らすという選択肢もあります。
一般的には一つの窓に厚手のドレープカーテンと薄手のレースカーテンを一緒に吊るしますが、普段あまり使わない部屋をどちらか片方のカーテンだけにして費用を抑えるというのも選択肢のひとつ。
とは言え、どちらか片方のカーテンだけでは使い勝手が悪かったり、外からの覗き見などが心配になってしまうこともあります。
そういう場合は、「困った時はこれ一枚」のような機能性の高いレースカーテンを選ぶのがオススメです。
困った時はこれ一枚とは、高密度に編まれたミラーレース生地と、高いUVカット・遮像効果のあるボイル生地の2枚を縫い合わせた2重のレースカーテン。
高い断熱効果とUVカット効果、昼も夜も外から見えにくい遮像効果を持っているので、これ一枚で外からの覗き見や紫外線対策、外から熱気や冷気が入り込むのを防いでくれます。
普段あまり使わない部屋などであれば、機能性の高いレースカーテンだけ吊るすことで買うカーテンを減らし、出費を減らすという方法もあります。
サンプル請求でカーテンの生地をチェック
ネット通販でカーテンを買ったときによくあるトラブルとして、思っていた色と違った、思っていた質感と違った、というものがあります。
ネット通販ではカーテンの色や柄をサイト上の画像で確認しますが、生地の質感はモニター越しではわかりません。
また、モニターの設定によっては実際の生地の色とは違う見え方をしてしまう場合もあるため、注意が必要です。
選んだ生地が本当に思った通りのものか不安に感じたら、カーテン生地のサンプル請求をしておくのがオススメです。
サンプルとは実際にカーテンで使用している生地を小さくカットしたもので、手元でカーテン生地の質感や色味を確認することができます。
オーダーメイドのカーテンはほとんどの場合、返品・交換ができないので、サンプルをしっかりチェックしてから購入するようにしましょう。
なお、サンプルは請求してから手元に届くまで時間がかかるケースもあるため注意が必要です。
2.カーテンのサイズを決める
カーテンのサイズを間違えてしまうとカーテンが閉まらず隙間ができてしまったり、カーテンが床に擦れて傷んでしまうなどの問題があります。
そこで、カーテンを注文する前に正しい測り方でカーテンのサイズを確認しておくと安心です。
カーテンサイズの測り方
カーテンの正確なサイズは、カーテンを吊るすカーテンレールを基準にして、図のように測ります。
幅はカーテンレールの両端の固定ランナー金具(装飾レールの場合はキャップの付け根)の間の長さに+5%したものが正しいサイズ。
丈は腰高窓(窓枠の下端が、大人が立ったときの腰の高さくらい窓)の場合はカーテンレールのランナーの下から窓枠の下までの長さ+15cm~20cmが正しいサイズ。
掃き出し窓(窓枠の下端が、床まである窓)の場合はカーテンレールのランナーの下から床までの長さ-1cmが正しいサイズとなります。
なお、レースカーテンの丈はドレープカーテンの丈から-2cmした長さになります。
これは、ドレープカーテンとレースカーテンを一緒に吊るしたとき、ドレープカーテンの裾からレースカーテンが見えないようにするためです。
▽カーテンの測り方を動画で見る▽
3.カーテンの開き方を決める
カーテンを注文するときには、開き方か枚数を選ぶ必要があります。
両開きと片開き
カーテンの一般的な開き方は両開きで、1つの窓に2枚のカーテンを吊るし中央から左右に開きます。
もうひとつの開き方である片開きでは、1つの窓に1枚のカーテンを吊るします。
両開きは中央から開くようになっているので、カーテンとカーテンをしっかり合わせないとスキマから外の光や空気などが入り込んでしまうことも。
片開きの場合は中央にカーテンとカーテンのスキマはできませんが、1枚のカーテンに仕上げるため重量があり、大きいサイズの場合は開け閉めに少し苦労することがあります。
また、大きいサイズの場合は1枚の生地でカーテンを仕上げられないこともあり、足りない分を継ぎ足して作るケースもあります(幅継ぎ)。
幅継ぎとは
カーテンの生地は、縦の長さは50mや100mなど非常に長くなっていますが、横の長さは150cmなど比較的短くなっています。
そのため、幅サイズやヒダのとり方によっては生地の継ぎ足しが必要な場合があり、この継ぎ足しを幅継ぎといいます。
幅継ぎしたカーテンは継ぎ目ができてしまうほかに、針穴から光が漏れてしまう場合もあるため注意が必要です。
カーテンの枚数について
通販サイトによっては、両開き・片開きの選択肢がない代わりに、カーテンの枚数を選ぶ場合もあります。
もし枚数を選ぶ方式だった場合は、両開きにしたいときは2枚、片開きにしたいときは1枚を選びましょう。
また、枚数によってカーテンの注文幅サイズが変わる場合があるので注意が必要です。
■例:カーテンの仕上がりサイズが幅250cmだったとき
片開きにしたい場合:幅250cm×1枚で注文
両開きにしたい場合:幅125cm×2枚で注文
4. カーテンフックの仕様を決める
カーテンでは部品の位置を変えることで丈の長さを3~4cm程度調整できる、アジャスターフックが使われていることが多いです。
アジャスターフックは、Aフック仕様とBフック仕様の2つの仕様があり好みの仕様を選ぶ必要があります。
AフックとBフック
Aフック・Bフックでは、見た目の違いだけでなく機能面にも違いがあります。
Aフックはカーテンレールが隠れない仕様。
ほとんどのカーテンはこのAフック仕様が標準になっています。
レールにカーテン上部が干渉しないためまとめやすいというメリットがあるほか、形態安定や形状記憶加工を施したカーテンはより美しくドレープが出やすくなります。
カーテンレールが隠れないので、デザイン性の高いカーテンレールである装飾レールを使う場合もこちらのフックを選びます。
なお、ドレープカーテンの内側にレースカーテンを吊るす場合のレースカーテンのフックや、天井付け(天井やカーテンボックス、窓枠の内側などにカーテンレールを付ける方式)の場合はAフックにする必要があります。
Bフックはカーテンレールが隠れる仕様。
Bフックは基本的にオプションとなりますが、高機能な遮光カーテンの中には標準でBフックが付けられているものもあります。
カーテンレールが隠れるため、カーテンレールとカーテンの上にできる僅かなスキマを隠すことができ、光漏れなどを防ぐことができます。
カーテン上部がレールに干渉するため、カーテンが少しまとめにくくなるほか、ドレープが綺麗に出にくくなります。
▽カーテンフックの違いや選び方を動画で見る▽
カーテンのその他の仕様を決める
ネット通販では、基本的には生地・サイズ・開き方・フックが決まっていれば問題なくカーテンを買うことができます。
しかし、商品やお店によってはこれ以外の仕様を決める場合もあります。
ここではカーテンの選べる仕様として一般的な、次の2つをご紹介します。
1.5倍ヒダと2倍ヒダ
カーテンは仕上がり幅サイズよりも多くの生地を使って、上部でヒダをとる(生地をつまむ)ことで綺麗なドレープを作ります。
この仕上がり幅サイズよりどれだけ多くの生地を使うのかが1.5倍ヒダと2倍ヒダの選択肢です。
多くの場合では、既製品やイージーオーダーのカーテンは1.5倍ヒダが標準仕様、フルオーダーカーテンや特別仕様のカーテンなどは2倍ヒダが標準仕様となっています。
(1.5倍ヒダの例:1.5倍ヒダではヒダを2つつまみます ※2ツ山)
1.5倍ヒダでは仕上がり幅サイズが100cmの場合、1.5倍の150cmの生地を使ってドレープを作ります。
既製品のカーテンやイージーオーダーのカーテンは基本的に1.5倍ヒダで作られています。
1.5倍ヒダは程よい大きさのドレープになるのですっきりした印象になります。
(2倍ヒダの例:2倍ヒダではヒダを3つつまみます ※3ツ山)
2倍ヒダでは仕上がり幅サイズが100cmの場合、2倍の200cmの生地を使ってドレープを作ります。
フルオーダーのカーテンや高級なカーテンなどではこちらの仕様の場合が多いです。
1.5倍ヒダより多くの生地を使っている分、大きく深みのあるドレープが特徴になります。
見た目の美しさが魅力の2倍ヒダですが、生地を多く使う分重たくなってしまい開閉などの負担が増えるというデメリットも。
また、このヒダをとらずドレープを作らないフラットという縫製仕様も存在します。
フラットは生地に奥行きが出ないので柄を楽しみたいときや、窓周りをすっきりさせたいときにオススメです。
形態安定加工と形状記憶加工
形態安定加工と形状記憶加工とは、縫製したカーテンに熱を加えることで癖をつけ、ドレープを綺麗に保てるようにする加工のこと。
この形態安定加工と形状記憶加工は、オプションとして追加料金が必要になる場合と、標準で施されている場合があります。
それぞれ加工方法が異なり、形態安定加工より形状記憶加工のほうがドレープの強度・持続性はありますが、日常的なカーテンの開け閉めであれば形態安定加工でも十分綺麗なドレープを保つことができます。
なおこの加工は、一般的なカーテンの素材であるポリエステルが持つ熱可塑性という性質を利用した加工のため、綿や麻といった素材を使ったカーテンでは加工を施すことができません。
「形状記憶加工」と「形態安定加工」カーテンの違いは?
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形態安定・形状記憶加工についてはこちらで詳しく解説しています!
ネット通販でカーテンを買うときのポイント
ここでは、カーテンの機能やネット通販でカーテンを販売しているお店の種類とその違いといった、ネット通販でカーテンを買うときに知っておくと便利な情報をご紹介します。
カーテンの主な機能
カーテンには生活を快適にしてくれたり、暮らしの安心を守ってくれる機能がついています。
ここでは次の一般的なカーテンの機能についてご紹介します。
・遮光
・断熱(遮熱・防寒・保温保冷)
・防音(吸音・遮音)
・防炎
・UVカット(紫外線カット・UPF)
・目隠し(ミラー・遮像)
・遮光
遮光とは光を遮る機能のこと。
その性能の高さに応じて遮光1級~遮光3級までの遮光等級で分けられます。
また、光を全く通さない完全遮光の生地を使用したカーテンや、光を通す非遮光のカーテンも存在します。
遮光等級は厚手のドレープカーテンに使われる指標で、薄手のレースカーテンには遮光等級の表示はありません。
なお、色によって光の吸収率が異なるため、同じ遮光等級の遮光カーテンでも生地色の違いによって明るさに違いがでます。
・断熱(遮熱・防寒・保温保冷)
断熱とは熱を伝わりにくくする機能のこと。
窓の外から室内に入ってくる熱気や冷気を防ぎ、室内から窓の外に冷気や暖気が逃げにくくすることで、お部屋の温度を保ちやすくします。断熱性能は糸を高密度に織り込み生地に厚みをもたせたり、特殊なコーティングを施す、裏地を縫い合わせて空気の層を作る、などの方法で高められます。
また、室温に関わる機能としては遮熱(外からの熱気を遮る機能)や防寒(寒さ対策に役立つ機能)、保温保冷(室内の空気を逃がしにくくする機能)などもあります。
・防音(吸音・遮音)
防音とは外の音が室内に入ったり、室内の音が外に出てしまうのを防ぐ機能のこと。
カーテンでの防音は、カーテン生地自体で音を吸収したり、カーテン生地にコーティングを施して音を遮るというメカニズムになっているため、建物を伝わる振動音は防ぐことができないなど防音にも限界があり、効果の感じ方にも個人差があるため注意が必要です。
・防炎
防炎とはカーテン生地に火がつきにくく燃え広がりにくい機能のこと。
燃えにくい糸を使ってカーテン生地を作ったり、カーテン生地に燃えにくくなる加工を施すことで防炎機能を持たせます。なお、31m以上の高層建築物(11階建て程度のマンションなど)や不特定多数が出入りする店舗やオフィスなどの場所では防炎カーテンの使用が義務付けられています。
なお、31m以上の高層建築物の場合、31m以上の高層階だけではなく全ての階で防炎カーテンの使用が義務付けられているため注意が必要です。
近年では防災意識の高まりから、戸建てや31mを超えないマンションでも防炎カーテンを利用される方が増えています。
・UVカット(紫外線カット・UPF)
UVカットとはUV(紫外線)を遮る機能のこと。
カーテンでは多くの場合、UVカット率が何%かという試験結果を表示していますが、紫外線対策先進国のオーストラリアやニュージーランドで定められたUPFという指標で表示されているカーテンもあります。
厚手のドレープカーテンでも光は遮りますが、UVカット機能については基本的に日中使うことが多い薄手のレースカーテンに表示されています。
・目隠し(ミラー・遮像)
目隠しとは外から室内を見えなくする機能のこと。
昼だけ目隠し効果を発揮するものと、昼と夜どちらでも目隠し効果を発揮するものがあります。
なお、目隠し効果のあるカーテンは、ミラーカーテンや遮像カーテンと呼ばれることもあります。
目隠し効果については、基本的には透け感があるレースカーテンにのみ表示されています。
どこでカーテンを買うのか
ネット通販でカーテンを買うとき、何を買うか?ということも重要ですが、どこで買うか、というのも非常に重要な要素のひとつです。
ネット通販でカーテンを買う場合、次のような選択肢があります。
・カーテン専門店公式ショップ
・ショッピングモールサイト
・インテリアショップ公式ショップ
・カーテン専門店公式サイト
カーテン専門店が運営している公式サイトでは、専門店ならではの豊富な品揃えが魅力。サイズも1cm単位など細かい指定が可能で、希望にピッタリあったカーテンを見つけやすいのがカーテン専門店公式サイトを利用するメリットのひとつです。
スタッフの知識も豊富なのでカーテンを注文する上で疑問や不安に感じることを問い合わせしやすく、相談しながら商品を注文できて安心です。
・ショッピングモールサイト
ショッピングモールサイトには様々な店舗が出店しており、カーテンに限らず様々なジャンルの商品を同じモール内で購入することができます。
カーテン専門店の店舗が出店していることも多くあり、様々な専門店の商品を同じサイトで見比べられるのはモールならでは。
また、モールが実施しているポイントサービスやセールイベントなどの恩恵を受けられるというメリットもあります。
しかし、モールの出品システムによってはどうしても対応できない縫製仕様やサイズなどが出てくることもあるため注意が必要です。
・インテリアショップ公式サイト
インテリアショップ公式サイトでは、カーテン以外にも様々なインテリアを販売しているので、お気に入りブランドのアイテムで統一したいときなどに便利です。
また、進学・就職・結婚など様々な家具が必要になるタイミングでは、同じサイトで必要なインテリアをまとめて購入することができるので手間が少なくて済むというメリットも。
今回は、ネット通販でカーテンを買うときの手順とポイントをご紹介しました。
実際にカーテンを購入するまでの大まかな流れは今回ご紹介した通りですが、通販サイトによって生地の探し方や仕様の選び方などは異なります。
もしわからないことがあれば気軽に問い合わせをして、こんなカーテンを探している、こんな仕様にしたい、と確認すると安心です。
カーテンを買うときの手順とポイントをしっかり押さえて、希望にピッタリ合ったカーテンを見つけましょう。