みなさん、こんにちは
今日は、熱の輻射(放射)についてお話させていただきます。
熱を発している物から、別の物へ、電磁波の形で熱が届くことを熱の輻射(または放射)と言います。
太陽の熱が真空や宇宙空間を経て地上に届くのは、熱の伝導や対流と違って、物質を介さずに電磁波の形で熱が移動するからです。
物質のもとになっている分子や原子は、常に運動しながら電磁波を放っています。
その放たれた電磁波を、別の物質が吸収・変化することで「熱」にかわります。
そして、温度の高い物ほど、電磁波として熱を伝えやすく、遠くまで拡散して届きます。
身近な輻射熱の例で、たき火、太陽熱、日向ぼっこ、遠赤外線ストーブなどがあります。
ちなみに、 金属や鏡のような面に輻射熱が当たると反射しやすく、 色の濃いものに当たると吸収しやすい性質があります。
電磁波である光と同じ特徴があっておもしろいですね