遮光ロールスクリーンを買う前に知っておきたい3つのこと
カーテンと同じく窓辺の装飾・目隠しとして利用されている、ロールスクリーン。
フラットな作りでスッキリとした見た目が人気のアイテムです。
ロールスクリーンにも遮熱などの機能を持ったものや、
防炎加工を施されたものがあり、室内環境を整える助けとなってくれます。
ロールスクリーンのメジャーな機能のひとつとして「遮光」が挙げられますが、
遮光のロールスクリーンを選ぶ時には、どんなところに注目するのが良いでしょうか。
今回は、遮光ロールスクリーンを買う前に知っておきたい3つのことをご紹介します。
目次
知っておきたいこと1:
遮熱効果・断熱効果
(使用ロールスクリーン:OASiS ーオアシス- ベージュ ※詳細はこちら)
住宅や店舗、ビルなどの建築物は、断熱材を使用したり気密性を高めることで、
建物の外側と内側とで熱が出入りしづらいよう作られています。
しかし、窓ガラスについては熱を通しやすくなっており、
壁や床などとは比べものにならないほどの量の熱が、
窓ガラスを通して出入りしてしまっています。
そのため、お部屋の暑さ・寒さ対策グッズには窓周りのものが多くありますが、
ロールスクリーンもそのひとつと言えます。
ロールスクリーンには、遮熱・断熱といった機能がついているものがあり、
これらの機能がお部屋の暑さ・寒さ対策に効果的です。
遮熱とは外からの熱気を反射する機能で、
室温の上昇を防ぐことができるため、暑さ対策に適しています。
断熱は、ロールスクリーンの内側と外側で熱が通り抜けるのを防ぐ機能で、
外からの熱気が侵入するのを防ぐだけでなく、
室内の暖気が外に逃げ出すのも防ぐことができるため、
暑さ対策はもちろん、寒さ対策にも効果を発揮します。
これらの機能を持ったロールスクリーンを使えば、室温の変動を和らげることができるため、
冷暖房の稼働時間を減らしたり、設定温度を控えめにすることができ、
節電になるという嬉しい効果も得られます。
▽ 1級遮光&遮熱ロールスクリーンの機能性を動画でチェックする! ▽
知っておきたいこと2:
遮光等級
ロールスクリーンの中でも特に遮光のものが欲しい、というのであれば、
やはり遮光等級のチェックは欠かせません。
遮光等級とは、そのロールスクリーンの生地が持つ遮光性能を調べ、
光の遮り具合によって1級~3級にランク付けしたもの。
最も評価の高い1級遮光では、遮光率99.99%以上とかなりの光を遮ることができ、
人の顔の表情が認識できないレベルの遮光性能と言われています。
夜はお部屋を真っ暗にしないと眠れない、夜勤明けで日中に眠ることがあり光を遮りたい、
という場合は遮光等級の高いロールスクリーンがオススメです。
お部屋を真っ暗にしたくない場合や、朝日を浴びて目覚めたいという場合には、
遮光等級が2級や3級のロールスクリーンから好みの明るさのものを選んだり、
場合によっては非遮光のロールスクリーンを選ぶのも良いかもしれません。
なお、遮光性を考えるときにはロールスクリーンの色も重要であり、
濃い色は光を遮りやすく、薄い色では光を通しやすくなるので注意が必要です。
知っておきたいこと3:
取り付け方法による違い
ロールスクリーンには正面付け・天井付けと呼ばれる取り付け方法のほかに、
カーテンレールに取り付ける方法も存在します。
取り付け方法の違いによって機能性や見た目にも違いがでるため、
それぞれの特徴についてもチェックしておくのがオススメです。
正面付け
正面付けは、窓枠の外側や壁面にロールスクリーンを設置する取り付け方法のこと。
この取り付け方法では、窓枠全体をロールスクリーンで覆うことができるので、
隙間ができず、光り漏れや外からの覗き見を防ぐことができます。
(1級遮光ロールスクリーン「OASiS -オアシス-」を正面付けした時の遮光性の例)
窓枠全体を覆うためロールスクリーンをおろしている時は窓が大きく見えるようになりますが、
人によっては圧迫感があるように見える場合があるので注意が必要です。
天井付け
天井付けは窓枠の内側にロールスクリーンを設置する取り付け方法のこと。
この取り付け方法では、窓枠の内側からロールスクリーンが出ないため、
スッキリした印象になり、圧迫感がないというメリットがあります。
窓周辺にも家具を置きたい場合は天井付けの方が邪魔になりにくいですが、
窓枠とロールスクリーンの間に隙間ができるため、光が漏れてしまいます。
(1級遮光ロールスクリーン「OASiS -オアシス-」を天井付けした時の遮光性の例)
カーテンレール付け
カーテンレール付けは、カーテンレールにロールスクリーンを設置する取り付け方法のこと。
賃貸の場合、壁や窓枠などに穴を開けてはいけない、という契約条件も多く、
ロールスクリーンを設置できない場合があります。
カーテンレール付けの場合は、元々設置してあるカーテンレールに取り付けるため、
穴を開けられない場合でもロールスクリーンを設置できます。
ただし、カーテンレールの耐久性やロールスクリーンの重量によっては、
許容荷重オーバーとなってしまう場合もあるため、この取り付け方法にする前に、
まずはカーテンレールやロールスクリーンに付属している、
取扱説明書や注意書きなどを確認する必要があります。
プロジェクタースクリーンとしても◎
ロールスクリーンはドレープのあるカーテンと違いフラットな作りで、
巻き上げを調整することでロールスクリーンの長さを自由に調整することができるため、
プロジェクタースクリーンとしても使うことができます。
プロジェクタースクリーンには様々な設置方法がありますが、
天井や壁などに穴を開けたり埋め込んだりすることが多く、
賃貸などでは設置自体が難しいというケースも。
自立が可能な組み立て式の脚付きプロジェクタースクリーンなども存在しますが、
組み立てたままでは場所をとってしまうという難点もあります。
ロールスクリーンであれば、既に設置されているカーテンレールを使って吊るすこともでき、
新しく穴を開けたりする必要がないので、天井・壁などを傷つけたくない場合でも、
安心して設置することができます。
また、一度取り付けてしまえば、あとはロールスクリーンの上げ下げだけでいいので、
使うたびに組立・解体をしたり、置き場所を考えたりしなくても良いので手間がかかりません。
今回は、遮光ロールスクリーンを買う前に知っておきたいことをご紹介しました。
好みに合ったロールスクリーンを見つけることができれば、
快適な室内環境に大きく近づくはず。
遮光ロールスクリーンと言うと、遮光性にだけ注意がいきがちですが、
遮熱・断熱効果や取り付け方法による違いなどもしっかりチェックして、
理想の室内環境を実現しましょう。