窓の結露はなぜ起きる!? 5分でわかる冬の結露対策
気温が低くなってくると発生しがちな、結露。
雑巾や結露とりワイパーで拭き取るだけで良いと言っても、毎朝やるのは大変ですよね。
窓ガラスやサッシが濡れているだけだし、放っておいてもいいのでは?と思う方もいらっしゃるかもしれません。
ところが、水滴がついているだけに思える結露でも、放置しておくのは危険なんです。
結露をそのままにしておくと、人体や住宅に悪影響をおよぼす可能性があるのはご存じですか?
被害が出る前に、しっかり対策しておく必要があります。
今回は、結露がおよぼす悪影響や、結露の原因とその対策についてご紹介します。
目次
結露の原因とは?
寒い時期になると、窓ガラスやサッシにたくさんの水滴が付いている光景を目にするようになります。
また、夏場などにはよく冷えた飲み物を入れたグラスの表面に、たくさんの水滴がついていることがあります。
これらの現象は、普段の生活で見ることのできる結露です。
結露の発生には、気温の変化と空気中の水蒸気量が大きく関係しています。
空気にはある程度の水蒸気が含まれていますが、空気が含むことのできる水蒸気量の上限(飽和水蒸気量)は、気温が低くなると小さくなります。
外気や氷などで冷やされた窓ガラスやグラスに、室内の暖かい空気が触れることで、空気も冷やされていきます。
空気が冷やされることで飽和水蒸気量が小さくなり、空気が含んでいる水蒸気量が飽和水蒸気量より多くなった時、水蒸気が液化(凝縮)して窓ガラスやグラスなどの表面に水となって現れます。
これが、結露のメカニズムです。
結露は窓ガラスやサッシで起こるイメージが強いですが、壁・床・押入れの中・家具の裏側などでも起こる可能性があります。
また、人のいる部屋といない部屋とで温度差が大きい場合、部屋と部屋の間の壁で結露が発生することもあり、温度差ができる場所は注意が必要です。
結露を放っておくと、どうなる?
水滴が付いているだけに見える結露ですが、実は「家の病気」と呼ばれるほどの怖い存在。
そんな結露を放っておくと一体どうなるのでしょうか。
結露で濡れた部分を放置しておくと、カビが発生すると言われています。
カビはアレルギーや病気の原因と言われているだけでなく、ダニの発生も引き起こしてしまいます。
カビもダニも、ぜん息・シックハウス症候群・アトピー性皮膚炎などの主要な原因物質と言われており、結露を放置することで様々な病気へのリスクが高まります。
結露の放置による被害は人体だけではなく、住宅にも及ぶと言われています。
住宅の建材として多く使われている木材は、水分に長くさらされることで腐朽し、耐震性・耐久性を大きく落とすことになります。
また、湿った木材を好物とするシロアリも呼び寄せてしまい、シロアリによる食害も発生すると言われています。
ひび割れや建材同士の結合部などの小さな隙間から浸水したり、室内の暖かい空気が壁や床の内部に入り結露(内部結露)を起こすなどして、住宅内部が腐朽してしまうケースもあります。
目に見えないので気づきにくいですが、実は結露による被害は様々な場所で発生しているのです。
どんな結露対策がある?
結露が発生しないようにするには、一体どうすれば良いのでしょうか。
結露の原因は、空気が冷やされることで水蒸気が凝縮してしまうこと、でした。
つまり、気温差を小さくすることと余分な水蒸気を出さないことの2つが結露対策として考えられます。
・気温差を小さくする
住宅の中に極端に冷えた場所を作らないようにすることで、結露の発生を抑えることができます。
住宅で最も熱が出入りする場所は窓と言われており、窓辺の断熱が結露対策の一つになると言われています。
窓ガラスの性能を上げたり、カーテンで空気が出入りするのを阻止することで、窓辺の断熱性能を上げることができます。
1枚のガラスでできた単板ガラスを使っているなら、2枚のガラスを重ねた複層ガラスに変えたり、レールを増設し二重窓にすることで性能を上げられます。
カーテンで窓辺を断熱する場合は、断熱性の高い断熱カーテンを選ぶとともに、周りにできる隙間も埋めるようにしましょう。
上部はカーテンボックス、左右はリターンストップの付いたカーテンレールなどで塞ぐことができます。
・余分な水蒸気を出さない
水蒸気の発生量を抑えることでも、結露が発生しにくい環境を作れます。
とはいえ、炊事や洗濯、入浴など、生活のあらゆるシーンで水蒸気は発生しており、水蒸気の発生量を減らすにも限界があります。
そこで、発生してしまった水蒸気を除去するにはどんな方法があるのか、ご紹介します。
余分な水蒸気を取り除くには、除湿剤や除湿器を使ったり、小まめな換気をするといった方法があります。
換気をする際は、空気の入口と出口を作ってあげると、効率よく換気することができます。
今回は、結露がおよぼす悪影響や、結露の原因とその対策についてご紹介しました。
本格的に寒くなるまでに結露対策をして、これからの季節を快適に過ごしましょう!
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