コーディネートの難しい出窓・小窓もカーテンで素敵な窓周りに
掃き出し窓や腰高窓と違いコーディネートが難しい出窓・小窓。
ちょっとしたアレンジでお部屋を何十倍もおしゃれにすることができます。
そこで今回は、出窓・小窓に合うカーテンの選び方と窓を活かしたインテリアコーディネートの方法をご紹介します!
1.出窓をディスプレイにしておしゃれなお部屋に
出窓とは、建物の壁から外に付き出した形の張り出し窓。
お部屋に奥行を生み出す効果があり、お部屋の閉塞感を緩和し、広く見せることができます。
また、外に張り出す形になっているので採光性が高く、お部屋により多くの光を取り入れることが可能に。
室内のインテリアとしてだけでなく、外から見ても素敵なディスプレイとして楽しむことができます。
出窓ディスプレイでよくつかわれるのが多肉植物やサボテンなどの小さな観葉植物。
日のたくさん入る窓辺に植物をプラスすることでフレッシュな印象を与える窓辺をつくることができます。
すのこ棚などを使えば、高さも出て、立体感のあるディスプレイにすることもできます。
その他にも、写真立てやお気に入りの小物雑貨を置くだけで簡単に自分流の出窓ディスプレイに!
色のついたガラス瓶やサンキャッチャーなら太陽の光を取り入れ、キラキラとした美しくおしゃれな出窓を演出します。
また、外からも目立つ出窓、ハロウィンやクリスマスなど季節のイベントに合わせたデコレーションをするのも◎
ツリーやオーナメント、キャンドル、カボチャなどの小物を飾ったりや窓にペイントするだけで季節感のある楽しいディスプレイに。
お部屋のインテリアのマンネリも防ぐことができ、イベント気分を盛り上げます。
出窓はディスプレイとしてだけでなく、収納として活用することもできます。
キッチンの出窓なら棚を置くだけで、簡単に調理器具や調味料、食器を置くスペースに早変わり。
お気に入りの食器を飾ったり、ガラス製のケースに調味料を入れるなど工夫次第でキッチン周りの収納も見せるインテリアに。
リビングなどにある出窓なら、高さや大きさによりますが、本棚やテレビボードとして、出窓の前に机を置けば、デスク周りの小物の収納スペースとしても。
デッドスペースを上手く利用することで、お部屋を広くスッキリと使うことができます。
2.出窓におすすめのカーテン
一般的に出窓カーテンとして使われることが多いものがスタイルカーテンなどの装飾性の高いレースカーテン。
換気等の実用性よりも装飾としての役割の大きい出窓は窓を開閉できる仕様のものが少なく、そのためカーテンにおいても機能性よりデザイン性を重視したものが多くなります。
フリルやレースをあしらったものが多く、部屋の中からだけでなく外から見ても美しい窓と演出することができます。
代表的なスタイルカーテンの種類としては、裾がアーチ状や波形になったエレガントな印象のスカラップ、裾から縦にギャザーの入ったふわっとした印象のバルーンなどがあります。
その他にもオープンクロスやストレートなど、つくりたいお部屋のイメージに合わせてカーテンを選ぶことで出窓の空間をよりおしゃれに見せることができます。
3.小窓・変形窓のあるインテリアコーディネート
近年、建設技術や窓サッシの進歩により、横長なものから縦長なものまで、さまざまな形状・大きさの窓取り付けが可能になりました。
デザイン性と採光性を重視した小窓は、本来カーテンをかけるとこを考えて設計されていないことが多く、カーテンレールが付いていないことや、既製サイズのカーテンでは合わないなど、どのようにコーディネートしたらいいのか分からないという方も多いのではないでしょうか?
デザイン性、お部屋の明るさを保持するためにそのまま何も取り付けないのがベストかもしれませんが、日差しが強い場合や道路に面しているなどで視線が気になる場合は、ロールスクリーンやシェードがおすすめ。
窓枠に直接取り付けることができ、カーテンとは違い平面的で上下に使用するので、やぼったくならず、スッキリと見せることができます。
また、布質感やデザインを楽しめるのもポイント。
ロールスクリーンでは生地に制限がありますが、シェードならカーテンに使われる生地をそのまま使うことができるので、デザインや素材感の幅も広がります。
シェード1つで、まるで絵を飾っているかのような、小窓をアクセントにした素敵なインテリアをつくれます。
シェードとカフェカーテンと組合わせてアクセントを付けるのも◎。
こなれたおしゃれな窓辺を演出できます。
縦長な小窓ならブラインドもおすすめ。
シェード・ロールスクリーンと同じく余分なスペースをとらないので、窓のデザイン性を損ねず、光の量を調整しながらお部屋に風も取り入れることも可能な便利アイテム。
ファブリックのシェード・ロルスクリーンとは違い、見た目にもスタイリッシュでカッコイイ印象に。
デザイン小窓とは少し種類が異なりますが、忘れられがちなキッチンやトイレ、玄関のそのままにしてある小窓もちょっと手を加えるだけで、そっけない印象の空間から彩りのあるおしゃれ空間に。
コーディネートのしずらい狭い場所も、カーテンをかけるだけで味気のない空間をパッと明るい印象に見せることができます。
キッチン・トイレなどの小窓は換気や採光の邪魔にならないカフェカーテンがおすすめ。
色味をプラスしたいという場合は柄のあるものやアクセントとなるような配色のものを、圧迫感を出したくない場合は、あわい色味や麻やレースなど透け感のあるものを選びましょう。
突っ張り棒と布生地さえあれば自分で手作りすることもできますし、100円均一などで安価で手に入れることもできるのも嬉しいポイント。
工夫次第で簡単に窓周りをコーディネートできます。
お部屋の印象を大きく左右する窓周り、少しこだわって素敵なお部屋をつくりましょう。