「暖房つけてるのに暖まらない……」5分で読める-お部屋が寒い原因と対策

気温が下がってくると、気になるのはお部屋の寒さ対策。
寒さ対策ができていないお部屋は、暖房をつけてもなかなか暖まらなかったり、
足元を冷たい空気が通り抜けて寒く感じられることがあります。
しかし、お部屋が寒い原因には様々なものがあり、寒さ対策の仕方はもちろん、
寒さの原因自体がわからないという声も多くあるようです。
そこで今回は、お部屋が寒くなってしまう原因の中から、
よくある原因2つとその対策についてご紹介します。
目次
お部屋が寒い原因その1:
暖気が抜け出してしまっている
お部屋が寒くなってしまう原因の1つに「暖気が抜け出してしまっている」ことが挙げられます。
冬のように外気温より室温の方が高い時期では、室内の暖かい空気が室外に抜け出していきます。
壁や床など様々な場所から室内の暖気は抜け出していますが、特に窓から抜け出す量が多く、
外に抜け出す暖気のうち約58%が窓からと言われています。
暖気が抜け出してしまっている場合の対策は?
窓から暖気が抜け出してしまっている場合は、窓周りの断熱性能を高める対策がオススメ。
窓周りの断熱性能も様々な方法で高めることができますが、
そのうちのひとつに断熱カーテンを使う方法があります。
(使用カーテン:K-wave-D-plain ワイン ※カーテンの詳細はこちら)
断熱カーテンとはカーテン生地を二重にしたり特殊なコーティングをするなど、
様々な方法によって断熱性能を高めたカーテンのこと。
この断熱カーテンを使うことで暖気が外に抜け出しにくくなります。
また、カーテンと窓の間には上下左右でスキマができてしまうので、
このスキマを埋めておくと更に効果が期待できます。
上部のスキマはカーテンボックスを活用することで簡単に埋められます。
カーテンボックスは元々あるカーテンレールに後付けできる簡易タイプのものもあります。
左右のスキマはリターンストップの付いたカーテンレールであれば手軽に埋められます。
リターンストップのレールでなくても、2枚のカーテンを吊るせるダブルタイプのレールであれば、
ドレープカーテンの端を窓側のレールに吊るすことでリターンストップ風にすることができます。
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お部屋が寒い原因その2:
空気が冷やされてしまっている
また、「室内の暖かい空気が冷やされてしまっている」というケースもあります。
室内の空気が冷やされてしまった時、窓辺から足元に向けて冷たい空気が流れてくる場合があり、
この窓辺から足元に冷たい空気が流れ込む現象のことを、コールドドラフト現象と呼びます。
コールドドラフト現象は室内の暖かい空気が冷えた窓ガラスに触れて冷やされることで発生します。
天井付近は暖かいのに足元は酷く冷えている状態になってしまうため体感温度が低くなり、
暖房の設定温度を高くしても寒く感じられてしまうこともあります。
冷気が足元に流れ込むのには、冷たい空気は下に、暖かい空気は上に向かう性質が関係しています。
この性質があるためリビング階段などでも、上の階から冷たい空気が降りてくることがあります。
空気が冷やされてしまっている場合の対策は?
コールドドラフト現象は冷えた窓に室内の空気が触れることで発生します。
つまり、窓が冷えてしまわないように窓の断熱性能を高めることで防ぐことができるため、
こちらも断熱カーテンが対策として有効ですが、他の対策も併せて行うとより効果的と言えます。
断熱カーテン以外でコールドドラフト現象を防ぐ方法として、窓の断熱性能を高める方法があります。
窓の断熱性能を高めるには、複数の窓ガラスを重ね合わせて作った複層ガラスを使ったり、
窓ガラスを2枚取り付ける二重窓にするなどの方法があります。
二重窓には自分で取り付ける簡易タイプのものもあるので、賃貸などでリフォームできない場合でも、
窓枠部分にスペースさえあれば手軽に設置することができます。
他には、窓下に暖房器具を設置する方法も効果的と言われています。
窓の下に暖房器具を設置することで、窓周辺から降りてこようとする冷気を押し上げたり、
窓自体を暖めることでコールドドラフト現象が発生しづらい室内環境をつくることができます。
また、二階建て以上の物件で上の階から冷たい空気が流れ込んでくる場合は、
断熱カーテンの生地を使った「間仕切りカーテン」を使うのがオススメです。
(使用間仕切りカーテン:スリットカーテン ココア ※カーテンの詳細はこちら)
断熱カーテン生地の間仕切りカーテンであれば、リビング階段などの断熱性能を高めるのにピッタリ。
突っ張りタイプのレールやポールで設置すれば、壁に穴もあけなくて良いので安心です。
リビング階段だけでなく廊下などの間仕切りとしても使えるため、
玄関などから冷たい空気が流れ込んでくるのを防ぎたい場合にも役立ちます。
今回は、お部屋が寒い原因の中からよくある原因2つとその対策をご紹介しました。
寒さ対策をしっかりできればお部屋が快適になるだけでなく、
暖房の稼動を抑えることができ節電対策にも繋がります。
お部屋が寒いと感じた時はまず原因を確かめてみて、
もしこれらの原因であるなら今回ご紹介した対策を試してみてください。