1級遮光カーテンって?どのくらいの暗さになるの? 遮光等級別に比べてみました
「休日にゆっくり寝たいのに、太陽の光で起きてしまう・・・」
「夜勤帰り、部屋に光が入って目が覚める・・・」
「街明かりが気になって寝つきが悪い・・・」
そんなお悩みありませんか?
外部からの光に対して、重要になってくるのがカーテンの遮光性能
今回は、お部屋へ入ってくる光にお悩みの方へ
実際にカーテンを使用して検証をし、お答えしていきます!!
1級遮光カーテン 適性チェックリスト
まずは、自分に遮光カーテンが必要か簡単なチェックリストをご用意しました。
今のカーテンにお悩みがある方、新しいカーテンをご検討されている方は必見です!
▼自分に当てはまるかチェック!
☐ 朝はぐっすり眠りたい
☐ 日中に寝ることが多い
☐ 繫華街の近くに家があり、街明かりが気になる
☐ 手軽な節電対策をしたい
☐ 一軒家、またはマンションの低層階で、防犯について気になる
ひとつでも当てはまる方は、1級遮光カーテンがおススメ!
ぜひ続きをご覧ください。
遮光カーテンとは何か
(くれないNo.1人気!全40色のなめらか質感1級遮光カーテン「K-wave-D-plain」モカ ※詳細はこちら)
カーテンにおいての遮光とは、外部からの光を遮り、室内を暗くすることです。
また、遮光の性質・度合いを遮光性といい、遮光の割合を遮光率で表します。
遮光カーテンは外部が明るい場合に眠りの手助けをする他に、インテリアや床の日焼けや色あせを防止する効果があります。
遮光等級について
カーテンであれば、少なからず光は遮ります。
しかし、遮光カーテンには基準があり、遮光の度合いで等級が分けられています。
等級は1~3級あり、3級に及ばない遮光率のカーテンには等級がありません。
一般的には、遮光等級の基準に達しているカーテンのことを遮光カーテンといいます。
遮光等級は、日本インテリアファブリックス協会(NIF)の基準に沿って決められています。
上の図を見てもわかるように、等級1級が最も遮光性があります。
また、遮光カーテンの中には、遮光率100%のカーテンもあります。
等級は1級に属しますが、販売店によっては完全遮光と表現している場合もあります。
概要はわかりましたが、数値で等級1級の遮光率は99.99%あると言われても想像しにくいですよね。
等級の低い3級でも遮光率99.40%もあり、一見こちらでも十分な気がします。
では、実際にどうなのか?
当社くれないの商品で実際に検証してみましょう!!
1級遮光ってどれくらい暗いの?実際に検証!
(風合い豊かな織り地で仕上げた1級遮光カーテン「K-wave-D-superior」ターコイズ ※詳細はこちら)
1級遮光カーテンがどのくらい暗いのかを当社の人気商品「K-wave-D-superior」で検証します!
今回の検証は、下記の条件で実施しました。
-
- 実施月:4月
- 時間帯:14時~15時30分
- 天気:晴れ、時々曇り
- 状況:窓の前に一部建物あり
果たして1級遮光の実力はどれほどでしょう?
まずは、カーテンを閉めていないお部屋の状況です。
カーテンを閉めていない状態では、部屋の中に太陽の光が入り、室内全体が明るい状態です。
では、遮光率99.99%以上といわれる、1級遮光カーテンの実力を確かめてみます。
いかがでしょうか?
部屋の状況は、お昼間ですが全体が暗く、室内のものもよく見えなくなりました。
また、カーテンから光は感じません。
カメラの補正機能でわずかながらにヒダは分かりますが、肉眼での印象はお部屋内に入る光は気にならなくなりました。
カーテンの隙間からの光はありますが、目を閉じても光を感じないので、
個人差はあるかと思いますが、寝る際に支障はなさそうです。
色による違いを検証
ひとえに1級遮光カーテンといっても、カーテンの色によって暗さの印象は変わってきます。
私たちが色を認識できるのは、光の反射が大きく関わっています。
光を全て吸収してしまえば黒に、逆に全て反射すれば白に、人の目は認識します。
この光の吸収と反射のバランスで、それぞれの色を私たちは認識しています。
黒に近づく色ほどに光は吸収され、白に近づく色ほどに光は反射します。
光と色の関係は、カーテンの遮光性能にも大きく関わり、淡い色より暗い色の方か遮光性を感じやすい傾向にあります。
では、色によって遮光性はどのくらい変わるのでしょうか?
下の画像は、左側が先ほど使用したターコイズのカラー、右側は同じK-wave-D-superiorのローズです。
淡いお色味ですが、違いはあるのでしょうか?
気持ち程度ですが、カーテンのヒダが見えやすい気がします。
では、暗いお色味はどうなるのでしょうか?
同じくK-wave-D-superiorのワインとの比較がこちらです。
ワインのカーテンの方は、ヒダもわからないくらい暗くなっていますね!
先ほどのローズと比べれば、同じ生地なのか! と思ってしまうくらい違いを感じます。
このように同じ1級遮光によってもカラーによって違いがあることがわかりました。
他の等級と比べてみよう
1級遮光カーテンはしっかり光を遮ってくれるということは検証できました。
では、他の2級・3級遮光カーテンはどう違うのでしょうか?
2級遮光カーテン
(全20色のシャンタン調2級遮光カーテン「K-wave-D-shine」ピーチフィズ ※詳しくはこちら)
2級遮光カーテンに使用するのは光沢感が綺麗な「K-wave-D-shine」。
データでは、遮光率99.80%以上ですが、実際はどう見えるのでしょうか?
検証してみましょう!
4つのカラーを並べて比較していきます。
部屋の状況は、全体的に薄暗くなった印象です。1級遮光の時より室内のものが薄っすら確認できます。
スパークリングアイボリー、ピーチフィズ、ライラックは生地から少し光を感じます。
一方、ショコラはまるで1級遮光かのような暗さを感じます。
もし、2級遮光カーテンでお好みのデザインがあったら、暗い色を選ぶと1級遮光カーテンに近い暗さに期待できるかもしれませんね!
全体的に少し明るくはなったものの、柔らかな明るさ感じたい方には、遮光2級以下のカーテンがおススメです。
3級遮光カーテン
(風合いリッチなジャガード生地に南国モチーフをあしらった「ボタリッチ」モンステラ ※詳しくはこちら)
3級遮光カーテンに使用する商品は、大きな南国柄が特徴の「ボタリッチ」。
データでは、遮光率99.40%以上で等級は一番低いですが、実際はどう見えるのでしょうか?
検証してみましょう!
ボタリッチシリーズのモンステラの柄とトロピカルリッチの柄で検証していきます。
部屋はまだ全体的に薄暗いですが、室内のものは見える状態です。
カーテンの柄も確認できますね。
3級遮光カーテンは、遮光が弱い分、色彩の表現が広がるので、今回のようにデザイン性があるカーテンが多いです。
ある程度の光は抑えつつ、デザインを楽しみたい方におススメです。
1級遮光カーテンについてのQ&A
ここまで、遮光カーテンの各等級の実際の遮光具合を見ていきました。
ここからは、1級遮光カーテンの疑問についてお答えしていきます。
Q1.1級遮光カーテンには遮光以外の効果はあるの?
A.遮光の優れているカーテンは、光を遮る以外にも期待できる効果があります。
期待できる効果は大きく2つあります。
1.節電効果
遮光の優れているカーテンは、寒い日は冷気が・暑い日は熱気がお部屋の中に入りづらいため、冷暖房の効果を高め、省エネ対策につながります。
2.高い目隠し効果
遮光等級の高いカーテンは外から中の様子が見えることは、ほとんどありません。
遮光の優れているカーテンは、電気をつけているかどうかや電気の点灯時に人の影が分からないため、高い目隠し効果があり、防犯上の効果も期待できます。
Q2.カーテンの隙間からの光漏れはどうしたらいいの?
A.カーテンの隙間からの光漏れには、改善方法があります。
先ほどの検証写真で気になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「カーテンの隙間からの光漏れ」問題です。
部屋を真っ暗にしたい方は、少しの光も気になりますよね。
このカーテンの隙間からの光漏れ問題には、位置別に対策があります。
1.上からの光漏れ対策
上からの光漏れ対策には、2つの方法があります。
①手軽な対策として、カーテン購入時にカーテンフックの位置を下部に設定することがおススメです。
一般的なカーテンフックは、カーテンの位置を調整することができます。
調整位置を下に設定することで、カーテンレールが見えない程度にカーテンが上がり、
光漏れが軽減できます(当店では、フックの位置でAフック・Bフックと呼んでいます)。
※注意:フックを上げる分、丈も上がります。当店では、購入時に「Bフック」を選択していただけますと、フック位置を考慮した丈でカーテンを作成致します。
②完全な上からの光漏れ対策は、トップカバー付きのカーテンレールを設置する方法があります。
2.横からの光漏れ対策
横からの光漏れには、カーテンの両端をリターン仕様にする方法があります。
リターン仕様とは、厚地カーテンの端をレースカーテンのレールの端にかけることで、光漏れを軽減することができます。
3.カーテンの真ん中からの光漏れ対策
真ん中からの光漏れには、1枚もの(片開き)のカーテンが有効です。
しかし、開閉のしずらさや、窓の鍵の施錠がしづらい可能性もあります。
更に大きな窓に使用する際、1枚もの(片開き)は取付け・取外し・洗濯等の取り回しが、2枚もの(両開き)より難しくなりますのでご注意ください。
1級遮光カーテン ここは気を付けて!
1級遮光カーテンには、注意してほしいポイントもあります。
ここからは、注意点を3つご紹介します。
1.光が入らないので、朝が分かりづらい
遮光カーテンは、光を遮ってしまうので朝がきても分かりづらいです。
そのため、寝坊をしてしまった!なんてことも起きてしまうかもしれません。
朝が弱い方は、朝の陽ざしを感じられる遮光2級以下のカーテンがおススメです。
2.部屋に圧迫感を与える
カーテンはお部屋を占める割合が大きくなります。
透け感がなく厚手の遮光カーテンは、お部屋全体に圧迫感を与えてしまう可能性があります。
お部屋の開放感を求める方には、淡い色や遮光度合いの低いカーテンがおススメです。
3.淡い色のカーテンが少ない、またはくすんでいる
先ほど、部屋に圧迫感を与えるというデメリットにおいて、淡い色なら圧迫感が減るとおススメしました。
しかし、淡い色のカーテンには注意点があります。
遮光カーテンは、黒糸を生地の中に入れて光を遮るように生地が作られていることが多いです。
そのため、淡い色が出にくかったり、少しくすむ可能性があります。
更に、「色による違いで検証」にて先述したように、淡い色のカーテンは遮光性能が少し落ちることが多いです。
イメージと違った・・・ということがないように、
ご購入の前にサンプルを見て確認しておくことがおススメです。
くれないのおススメ1級遮光カーテン
メリットもデメリットもお伝えしたうえで、
やっぱり1級遮光カーテンがいい!という方へ
当社くれないが自信をもっておススメする1級遮光カーテンをご紹介します。
▼各商品の特徴を分かりやすくご案内しておりますので、ぜひご覧ください!
また、1級遮光カーテンに気に入るデザインがないという方には、お好きなデザインのカーテンにオプションで、1級遮光性能裏地を縫製した「WS縫製」がおススメです。
※一部商品を除く
まとめ
今回は、遮光カーテンについてご紹介しました。
遮光カーテンがいいと聞いたものの、自分に合っているのかと気になっていた方もいたのではないでしょうか?
寝室へ入る光にお悩みの方は、遮光1級カーテンで快適な睡眠が手に入るかもしれませんよ!
こちらの記事を読んで、少しでもお役に立てれば幸いです。