片開きカーテンとは?両開きカーテンとの違いやおすすめの使い方をご紹介
カーテンというと、どんなイメージが思いつきますか?左右2枚で1組になったカーテンの姿が頭に浮かんだ方が多いと思います。
これが一般的な『両開き』のカーテン。対して、『片開き』のカーテンは1枚だけで使うカーテンです。
両開きのカーテンを使っているけど、真ん中の隙間から漏れる光が気になる!などのお悩みがある方は、実は片開きのカーテンがおすすめかも!?
今回は片開きのカーテンについてご紹介します。
片開きカーテンとは?
そもそも、片開きのカーテンってあんまり馴染みがないんだけど…?とお思いの方も多いはず。
先述したように2つのカーテンが左右で分かれているものが両開き、対して1枚のカーテンでできているものが片開きのカーテンです。
片開きカーテンのデメリット
使用カーテン:ボタニカル柄遮光カーテン『ボタリッチ』:モンステラ
まず、片開きカーテンのデメリットをお伝えします。
両開きのカーテンは2枚で1組のカーテン。真ん中に切れ目があるためカーテンを引かずとも窓の開け閉めができますが、片開きカーテンは1枚でできたカーテン。
閉じた状態から窓の真ん中にある鍵を開けようとすると、カーテンを一度どちらかの端に寄せなければいけません。
そのため出入りのたびにカーテンを引く必要があり、頻繁に出入りのある掃き出し窓で使うのには不向き。
また、掃き出し窓は幅が2mを超えるものが多く、そんな窓に片開きでカーテンをつくる場合の多くは布を縫い合わせる『幅継ぎ』が入ります。
幅継ぎをすることで生地に縫い目が入り、完全遮光生地を使ったカーテンでもその縫い目から光漏れを起こしてしまう場合も…。
さらにウォッシャブル対応のカーテンの場合、幅が広い大きな片開きのカーテンはお洗濯も一苦労です。
片開きカーテン、ここに注意!
上記のデメリット以外にも、片開きのカーテンを購入する前にチェックしておきたいことをご紹介。
カーテンレール
カーテンを吊るすカーテンレールの中には、下図のようにレールの中央に部品がついており片開きでは使えないものがあります。
カーテンを片開きにしたい!とお考えの方は、まずレールが片開きでも使えるか確認しておきましょう。
幅の長さ
先述したように、幅の広いカーテンは『幅継ぎ』で2つの生地を縫い合わせてつくります。
これの何が問題なの?と思う方もいるかもしれませんが、この幅継ぎを行うことで完全遮光生地のカーテンであっても幅継ぎの小さな縫い目から光が漏れたり、デザインのあるカーテンでは柄に縫い目が入ってしまったりというデメリットが。
上記でお伝えした片開きカーテンのデメリットをまとめるとこんな感じ。
- 頻繫に開け閉めをする窓・大きな掃き出し窓には不向き
- 幅の広い窓で使う場合は『幅継ぎ』が入り見栄え・遮光性に影響が出る
- 一部のカーテンレールでは使えない場合がある
- カーテン1枚のサイズが大きく、お家で洗濯しづらい
このようにデメリットも多い片開きカーテンですが、使う場所や用途によっては片開きカーテンがピッタリなケースもあるんです!
次の項目では、片開きのカーテンを使うのにおすすめの場所をご紹介します。
片開きカーテンがおすすめな場所
幅が短い・または微妙な大きさの窓
大きな掃き出し窓には不向きな片開きカーテンですが、カーテンを両開きでつけるには幅が短い小窓などにはおすすめです。
上記のような幅が短めの窓に無理してカーテンを両開きでつけてしまうと、布が余りすぎて不格好に見えてしまうことも。
両開きのカーテンをつけるにはちょっと小さいかな?と感じる窓は、片開きのカーテンを使ってスッキリとした印象に仕上げることができます◎
開け閉めが少ない窓
リビングの掃き出し窓など頻繁に出入りをする窓には向かない片開きカーテンですが、開け閉めをあまりしない小窓やFIX窓であれば操作性を気にする必要がないので片開きのカーテンがお使いいただけます。
カーテンによっては両開きのものを買うより安く済むこともあるので、開け閉めが少ない窓につけるカーテンでお悩みの方は片開きカーテンを候補に入れてみてください!
頻繁に開け閉めをする小窓にはこんなアイテムがおすすめです!
カーテンの真ん中にスリットが入ったのれんタイプのレースカーテン『遮熱窓のれん』。
届いたらすぐ使える突っ張りポール付属の、スリット入りで窓の開閉もしやすいレースカーテンです。
しっかり遮光したい・プライバシーを守りたい小窓や出窓
カーテンを選ぶ際、意外と見落としがちな小窓や出窓。適当なものを選んだ結果、外から丸見え、想像以上に光が入って眩しい!というお悩みもよく耳にします。
また、両開きのカーテンだと中央の隙間から光が入ったり、隙間を通してお部屋の中が見えてしまうなんてことも。
カーテンの隙間から漏れる光や、外からお部屋の中が見えていないか気になる方は片開きのカーテンがおすすめです。
片開きのカーテンなら、両開きカーテンとは異なり真ん中に隙間ができないので、遮光性アップ!プライバシーが気になる方にも安心です。
ホームシアターなどでお部屋を真っ暗にしたい方は、完全遮光生地をつかったカーテンを片開きで吊るすことで光漏れを抑えることができます。
※カーテンの幅によっては先述した『幅継ぎ』が入ることもあるので、ご注文の際は事前にしっかり確認しておきましょう!
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まとめ
今回は片開きカーテンについてご紹介しました。
大きな掃き出し窓にはあまり向かない片開きのカーテンですが、小窓などの幅が比較的短い窓では遮光性やプライバシーを守るのに大いに役立ちます。
用途や使用場所によってはぴったりな片開きのカーテンですがデメリットも多いので、お使いのカーテンレールに吊るすことができるか、また両開きカーテンと比較した操作性などもしっかり考えた上で選ぶことをおすすめします。
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