地球温暖化の抑制・CO2削減に少しでも貢献できるよう、くれないではリサイクルカーテン活動を行っています。今回この回収されたカーテンが、大阪モード学園の学生さんの手により素晴らしいドレスに生まれ変わりました!
ショーのメインテーマが「Yes,We Can!ぼくらができるCO2削減プロジェクト」と提示され、モード学園では「CO2を削減できる洋服の提案」を行うことになりました。
私たちは様々な案を出し合い、新素材を使ったもの、フードマイレージを下げることを提案できるものなど色々話し合っていく中で、「元々あるものを有効に使用するリサイクルはどうだろう」という考えにたどりつきました。そこでお洋服を作るにあたって必要不可欠な生地に「リサイクルカーテン」を用いることを決めました。リサイクルカーテンを使うだけでなくCO2を削減ということでアイロンやミシンなどの電力を使う際に排出されるCO2も削減しようということになり、手作業で製作を行うことを決めました。
テーマや手法が決まり素材を調達することになりましたが、リサイクルカーテンなんてあまり聞いたこともなく本当に手さぐりでのスタートでした。色々と探していく中で、カーテンメーカーくれない様の「リサイクルカーテン」を知り、資材提供のお願いしたところ、快く協力してくださることとなりメンバー一同とても嬉しかったです。
譲っていただいたリサイクルカーテンでいざ作業、となりましたがカーテンの生地には分厚いものも多く、手作業で、針一本で縫っていくのは正直大変時間を要するものでした。ですが、生地には扱いやすいものも多く制作は順調に進めることができました。
そして、元がカーテンとは思えないくらい立派なドレスを作り上げることができました。私達自身ここまでできるとは思っていなかったので本当に達成感がありました。
今回のテーマ「CO2削減でECO」を服に取り入れるというのは非常に難しいものでした。
ですが、他のグループでも廃棄されたタイヤやソーラーパネルを使ったりと様々な工夫を凝らし、本当に完成度の高い作品ばかりが揃っていたように思います。
その中でも私達のグループには他では演出できない、優雅なカーテンドレスというものを提案できたと自負しています。たくさんの方に「すてきなドレスだった」と評価も頂きました。半年という時間をかけて色々なことがありましたが、このようにたくさんの方の協力をいただいて素晴らしい作品を作れたことをチーム全員、心より感謝しています。本当にありがとうございました。
大阪モード学園ファッションデザイン学科
グループリーダー 坂村さやか